IQOSでわかっていないリスクは何か?

答え:長期の健康リスク

https://www.reuters.com/article/us-philip-morris-fda/fda-permits-sale-of-philip-morris-iqos-tobacco-heating-alternative-to-cigarettes-idUSKCN1S629A https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-permits-sale-iqos-tobacco-heating-system-through-premarket-tobacco-product-application-pathway

フィリップモリス(販売元)は、「タバコの健康被害低減した商品」と宣伝したかったが、FDAは「長期の影響が不明だから不許可」という事だ。 では、FDAは何を認めたのだろうか? "長期の疾患リスクの減少させない"とする一方で、"IQOSに完全に切り替えた喫煙者は毒性暴露を減少させ、これはタバコ関連の病気のリスクを減らします。"

言い換えると、たしかに短期的には病気のリスクを減らすが、長期はわからないという事です。 タバコの害とIQOSの害が同じという主張はFDAでもしていないことに注意してください。

フィリップモリスが「タバコの健康被害を短期的には減らします」などという宣伝文句だったら良かったと思います。 FDAは消費者の”誤解”をさせる宣伝文句を許可しない、という機能も有しているので無理だったかもしれませんが。

FDAはあまり科学的な部署ではないからなのかな? 消費者が絡むとどうしても科学から離れていく。消費者は科学者ではないためそれはしょうがないかな。

このように話がこじれる原因は、紙タバコの有害物質が何かわかっていないという根本的な問題がある。 発がん性物質が3倍的な意味のない主張などが至るところにある。大丈夫でしょうか? FDAもそのような事実が健康被害につながらないと言っていませんが。(わかるならリスクが高いと言うため)

まず、読むことを推奨しない論文はこれ FDAと大幅に見解が違うって時点で相当非科学的だが…

https://tobaccocontrol.bmj.com/content/27/Suppl_1/s30?utm_campaign=tc&utm_content=consumer&utm_medium=cpc&utm_source=trendmd&utm_term=usage-042019

安定のtobacco control でジャンクサイエンス。これほぼハゲタカジャーナル。まともな科学をやってない。 著者も安定のカリフォルニア大学サンフランシスコ校。自浄作用のない大学は滅んでほしい。健全な科学をやってほしい。 この論文には、発がん性物質の種類が記載されているが全く意味がない。量が書いていないため、実際の発がんリスクとリンクしない。 "高濃度では雄ラットの腎臓および精巣における腫瘍発生の発生率の増加”といった指摘も意味がない。 タバコの健康被害は性別に差があまりない=問題となっている化合物ではない。 だから、一般的にはこれは被害を引き起こしていないか、問題にならないほど低いか、といった解釈が妥当だろう。 このような謎の文章が羅列されている論文。 読んでもいいけど時間の無駄。 google の一番上に来るってどうよ。

まず、Glantz, tobacco control, カリフォルニア大学サンフランシスコ校から離れてくれ。 科学的な議論のために。

結論

IQOSは短期的にはリスクを減らす。長期のリスクは不明という事。 老人が紙タバコからIQOSに乗り換えるのは恐らくリスク減らす。